安易に転職に走らないために、転職の目標をきちんと決めて行う
20代から30代にかけては、特にやりたい仕事がないまま、とりあえず就職してしまう人も多くいます。
本当にやりたい仕事というのは何かをやってみないと見つからないことも多く、そのため、就職をしてからやりたいことが見つかることもあります。
特に最初の会社では社会人初めてということで、仕事を覚える以外にもいろいろと慣れないことが多く、ストレスも多くなってしまいます。
その為、この時期に転職をしようと考えてしまう人も少なくありません。
ですが、安易な転職を繰り返していると、徐々に転職に不利になっていきます。
転職を必要以上に増やさないためにも、転職をする時は次の目標をきちんと決めてから行うようにしたいものです。
転職するためにはいくつかの準備が必要です。
何もない状態で、いきなり転職をしようとしても上手く行きにくいものです。
そこで、下記のような3つの準備をしておくことで、転職がしやすくなります。
就きたい仕事に必要なスキルアップの勉強を行う
転職を成功させるためには今と同じスキルでは、成功しにくくなってしまいます。
転職後も今と同じような職種で仕事をしようとするならば、新たに資格を取るなどのスキルアップが必要です。
転職は経験が重視されますが、さらに資格があることで、採用に有利になりやすいものです。
また、新たな職種で仕事をしたいと言う場合は、そのための準備が必要です。
未経験でも採用してくれる企業を探すしかありませんが、その前に自分がその仕事ができるレベルにしておくことが必要です。
そのためにも職業訓練や専門学校などで、必要なスキルを学んだり、独学で通信講座などを利用して、資格取得を目指しましょう。
やる気があっても、未経験者はやはり転職に不利になってしまいます。
転職は特に即戦力が求められるので、それに応じた準備をしていくようにしたいものです。
転職を希望する条件の順位を付け、最終条件は外さない
転職は漠然とした状況ではなかなか転職先を絞ることはできません。
そこで、あらかじめ自分が転職したい条件を挙げておくことが必要です。
しかし、あまりにもたくさん条件があると、それを全てクリアできる仕事を見つけるのが困難になってしまいます。
いくつか採用試験や面接を受けても、不採用になってしまうこともあります。
そのような場合は自分が挙げた条件を見直し、条件の幅を広げていくことが必要になります。
条件は優先順位を付け、重要度の低い条件から外していくことで、転職先を見つける幅を広げていくことができます。
ですが、最終条件だけは外さずに、それに合った仕事を見つけていくようにしましょう。
それ以外は条件に外れていたとしても、最終条件が合っていることで、転職後に後悔するリスクを低くしていくことができます。
転職活動を行う期間を決め、その期間内で決める
それでもなかなか仕事が決まらない場合もあります。
その時はとりあえず本命の仕事探しは、いったん中止するのも一つの選択です。
やりたい仕事を希望の条件で再就職することも大事ですが、仕事は収入を得るための手段でもあるので、長引く転職活動はあまり効果的とは思えません。
有職中に転職活動を行うならば、転職先がなかなか決まらないようであれば、他の方法を考える必要があります。
転職活動期間を決めることで、転職による時間や労力などを必要以上に使わないようにすることも大切です。
そのため、もし無職の状態で転職活動を行っていても、予定の期間で仕事が決まらない場合は、とりあえず、繋ぎの仕事を決め、それを行いながら、本命の転職先を探して行った方が良いでしょう。
特に20代から30代はこれから先の職業人生がまだ長いので、転職で新たな職種に就きやすいでしょう。
そのため、他の年代に比べると、転職をしやすいとも言えます。
有職中に転職先を決めて、退職する場合はいきなり辞めてしまうことが無いようにしましょう。
辞める場合は退職願を出してから一定期間、在職する必要があります。
また、退職によるトラブルを防ぐためにも、適切な対応を取り、職場の人に迷惑がかからないようにしたいものです。
20代から30代がいくら他の年代よりも転職がしやすいと言っても、途中で新しい仕事に就くことはそう簡単なことではありません。
次の自分の仕事の目標をしっかり定めて、転職を成功させるようにしていきたいものです。